乳歯が抜ける順番が心配!絶対に知っておきたいポイント3つ

子供の乳歯がグラグラし始めた、乳歯が抜けそう、そんなときにどうしたらよいか。いつ頃乳歯が抜けるのか、抜ける順番は大丈夫か、などの悩みや不安を解決できるポイントを3つご紹介します。

乳歯が抜ける時期は6歳から

乳歯はおよそ6歳になる頃、下の前歯から抜け始めます。その後、最初の永久歯である6歳臼歯(第一大臼歯)が生えてきます。そこからは乳歯が抜け、永久歯が生えるといった、生え代わりの時期になります。

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永久歯には「代生歯」と「加生歯」があります。
「代生歯」とは乳歯から生え代わる歯です。
「加生歯」とは乳歯の際に生えておらず、永久歯の時期に新たに生えてくる歯です。

では、乳歯が抜ける年齢、永久歯が生える年齢を比較してみましょう。

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このように乳歯は前歯から奥歯にかけて順々に抜けていきます。
永久歯は女子の方が早く生える傾向にあるなど、個人差があります。

生え代わり時の痛みは永久歯のスペース不足

歯の生え変わりの時期の痛みの原因は、歯茎の炎症によるものと、永久歯が生えたときのスペースによるものが多いです。
具体的に言うと、乳歯が抜ける前に永久歯が生えてきたり、まだ抜けていない乳歯とぶつかるくらいのスペースで永久歯が生えてきたりするときに痛みを感じることが多いようです。
このような痛みを感じたらすぐに歯医者へ相談した方がよいでしょう。
とくに乳歯が抜ける前に永久歯が生えてきている場合は歯医者へ行き、先に抜けるはずだった乳歯を抜歯してもらいましょう。

しかし、歯医者の営業時間外の時間や曜日の場合は、下記のことを試し応急処置として自宅で痛みを軽減するよう、心がけましょう。
・冷却シートなどで冷やす
・痛くない歯の部分で柔らかいものを噛むようにさせる。
・うがい薬でやさしく軽くうがいをする。
ただし、これらは応急処置のため一時的なものになりますので、できるだけはやく歯医者へ行きましょう。

乳歯は自然に抜けるまで待つ、不安があれば歯医者へ

乳歯はグラグラになったとしても、少しグラグラするくらいではなかなか抜けません。そのため、すぐに取ろうとしたり、一気に取ろうとしたりすると痛みが増すだけです。舌や指でいじる程度にしておきましょう。
もしグラグラしてそろそろ抜けそうだと感じたら、わざと硬いものを食べるとよいです。ソフトキャンディやキャラメル、煎餅などを食べさせると、食べている間に自然と抜けるということが多く、痛みなどを感じずに抜くことができます。

しかし下記の場合は歯医者へ行った方がよいでしょう。生え変わりの際のトラブルによるものの具体例を4つ紹介します。
①乳歯が抜けていないのに永久歯が生えてきてしまった時
→歯医者で乳歯を抜歯してもらいましょう。

②乳歯が抜けたのに永久歯が半年以上生えてこない時
→歯医者でレントゲンを撮り、異常がないかどうか調べてもらいましょう。

③乳歯がいつまでも生え変わらない時
→下に永久歯がない状態(先天性欠如)の可能性があります。
歯医者で歯列矯正をしてもらいましょう。

④生え変わりが左右対象ではないときや乳歯が歯茎の中に埋まっているとき
→抜けていない乳歯を抜歯し、歯列矯正が必要な場合もあります。

なかなか永久歯が生えてこない、乳歯が抜けないと感じたら、こういったトラブルに当てはまっていないかどうか確認をし、すぐに歯医者へ相談するとよいでしょう。

まとめ

乳歯は6歳ごろからだんだんと自然に抜けていきます。無理に抜こうとせずに気長に待ちましょう。
抜ける順番は表を参考にしてください。痛みを伴ったり、乳歯が抜ける前に永久歯が生えてくるなどのトラブルがあったらすぐに歯医者へ行きましょう。