乳歯がグラグラ!2つの原因と3つの対処法

赤ちゃんの乳歯がグラグラするときは2つの原因に分かれます。
乳歯をぶつけた時にグラグラする場合永久歯へ生え変わる時にグラグラする場合です。
ぶつけた時にグラグラしたらどうしたらよいのか。
永久歯へ生え変わる時の乳歯のグラグラは抜いていいのか、抜いてはいけないのか。
抜く場合のスムーズな抜き方は?など、乳歯がグラグラしたときに知りたい2つの原因と3つの対処法をご紹介します。

乳歯をぶつけた時のグラグラの対処法

ハイハイを卒業し、立てるようになると目を離しているほんの少しの間に子供が転んでしまうことがあると思います。
その時に歯をぶつけてグラグラしていたり、歯茎から出血があったら、歯の根が折れてしまった、という可能性も考えられます。

その場合はすぐに歯医者さんへ行き、レントゲンを撮ってもらいましょう。
レントゲンを撮ることで歯の根が折れていないか、周りの骨が骨折していないか確認できます。
動揺(グラグラ揺れている状態)が軽度の場合はしばらく安静にして様子を見ることが多いです。もし重度だと判断された場合は歯を固定します。
歯だけ動揺している場合は1~2週間、歯根骨折の場合は2カ月程度の固定が必要です。
また、根が斜めに折れていた場合などは他の歯にも影響を与える可能性が考えられるため、抜歯になる可能性もあります。
もし子供が歯をぶつけた際は歯がグラグラしているかを確認して、グラグラや歯茎から血が出ていた場合はすぐに歯医者さんに行きましょう。

乳歯から永久歯へ生え変わる時のグラグラの対処法

歯がグラグラするというと大体乳歯から永久歯へ生え変わる時のことを思い出しますよね。
でもグラグラしているからといって、すべて抜いていいというわけではありません。
今にも抜けそうなくらい乳歯が大きくグラグラしている場合は抜いてしまって大丈夫ですが、そうでなければまだ無理に引っ張ったりせず、経過を見ておくだけでも大丈夫です。

しかし、まだ抜けていないのに乳歯の下から永久歯が出てきている場合は歯医者へ行き、抜歯してもらいましょう。
乳歯が抜けていない状態で永久歯が生えてしまうと、永久歯が生える分のスペースが足りなくなってしまいます。
スペースが足りないと永久歯が他の歯とぶつかったり、ぶつかりを避けるために斜めに生えてきたりして、歯並びが悪くなってしまう恐れがあります。
また、なにもしなくても痛い場合も歯医者へ行った方がいいでしょう。
歯茎が炎症していたり、虫歯が進行していたりなど様々な原因が考えられます。

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グラグラ乳歯のスムーズな抜き方

特に痛みや異変を感じることがない状態で、今にも抜けそうなくらい乳歯が大きくグラグラしている場合は抜いてしまって大丈夫です。
でも抜くのにも結構苦労しますよね。指や舌で触っていて、「あともうちょっとで抜けそう!でも抜けない」というときには子供もだいぶイライラが溜まってくると思います。
しかし、親が無理に引っ張ったりすると、子供が怖がってしまったり痛がってしまうので、無理に抜こうとせず自然に抜けるような流れを作ってあげるのが大事です。

そこでおすすめなのが固い食べ物や歯にくっつく食べ物を食べて自然と抜く方法です。
ソフトキャンディやキャラメル、煎餅などを食べさせると、食べている間に自然と抜けるということが多く、痛みなどを感じずに抜くことができます。
このときグラグラしていない方の歯で食べてしまいがちですが、「早く歯が抜けてほしいならグラグラの方で食べてみて」と声をかけてあげると少しずつグラグラしてる方の歯で噛んでくれると思います。
まずはグラグラしたら糸などで引っ張るよりも、手や舌などで触りながら自然に抜けるのを待った方が痛みや恐怖を感じることがありません。
しかし、グラグラしてもなかなか抜けない場合や、下から永久歯が生えてきてしまった場合は歯医者で診てもらいましょう。

まとめ

乳歯がグラグラする原因は、ぶつけたことによるものと、永久歯への生え変わりによるものがあります。
歯の異変が特になければスムーズな抜き方を実践してみてくださいね。