ブリアンって歯磨き粉は何?怪しいけど効果はあるの?使い方やQ&Aまとめ

最近インターネットでブリアンを目にすることが多いと思います。
しかし、ブリアンとはいったい何なのか?ブリス菌は何なのか?副作用はないのか?ブリス菌の論文はないのか?使い方は?など様々な疑問にお答えします。

ブリアンっていったい何なの?

■ブリアンとはブリス菌が入った世界初の歯磨き粉

ブリアンとは生まれつき虫歯になりにくい、世界でたった2%の子供たちの持つ菌から開発された乳酸菌、ブリス菌が配合された世界初の歯磨き粉です。
従来の歯磨き粉だと殺菌剤で口内の菌を殺菌していくというのが一般的でした。
しかし、殺菌剤で口内の菌を殺菌すると悪玉菌だけではなく、善玉金も殺菌されてしまいます。

ブリアンは殺菌剤で口内を殺菌するのではなく、善玉菌(ブリス菌)で歯を磨く画期的な歯磨き粉です。
ブリアンでブリス菌を取り入れることにより、口内の善玉菌を増やし、悪玉菌が住みにくい環境にしていくことができます。

しかし、ブリス菌の役割はそれだけではありません。
ブリアンに含まれているブリス菌にはBLIS M18BLIS K12の2種類があります。

●子供用ブリアンに入っているブリス菌『BLIS M18』
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BLIS M18は主に虫歯を予防してくれる菌です。

・歯垢が付かないようにしてくれる
歯垢の塊(バイオフィルム)の元を溶かす酵素を作り、歯垢の付着を予防してくれる効果があります。

・虫歯菌を追い出す
口の中を虫歯になりやすい酸性からアルカリ性に戻していきます。
虫歯の原因菌であるミュータンス菌を減少させる効果があります。

●大人用ブリアンに入っているブリス菌『BLIS K12』
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BLIS K12は虫歯を予防してくれるM18とは少し違い、口臭を予防したり、歯周のトラブルを防いでくれる菌です。

・口臭予防
口臭の原因になる歯垢を除去する効果があります。

・歯周のトラブルを防ぐ
歯茎を引き締める効果があり、また歯石の沈着を防ぐ効果があります。

ブリアンにはそれぞれこのような菌が入っています。これらを口内に取り入れて口内トラブルを防ぎましょう。

ブリアンをつかってたら虫歯にならないの?怪しい…

■ブリアンを開発したのは歯科医院の歯科医

ブリアンを開発したのは斉藤歯科医院の院長を務めていた斎藤欽也先生です。
斉藤欽也先生は予防歯科を開業し、30年以上歯科医としてご活躍され、多くの患者さんの歯を見てきました。
ある日、ブリス菌に出会い、ブリス菌を使用して虫歯を防ぐ歯磨き粉を作ろうと開発されました。

ですがブリアンを正しく使わなければ虫歯になってしまいます。
毎日のブリアンを使って歯磨きをすることはもちろんですが、ブリアンを使ったあとに普通の歯磨き粉を使ってしまったり、ブリアンで歯磨きをした後に物を食べてしまっては意味がありません。
正しく使うことで、虫歯を防ぐことができます。

■ブリアンは体に優しい成分だけ副作用もなし

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ブリアンは体に優しい成分だけでできています。
画像に書かれている成分も一切使用しておりませんが、アメリカではブリス菌は最も安全とされるバイオセイフティのレベル1の細菌として登録されています。
そのため安全性が高く安心できます。
また、すべて食べられる成分でできているので、もちろん副作用もありません。

■ブリアンに含まれているブリス菌の研究結果

●ブリス菌に関する論文サイトPMC(英語がわかる方向け)
ブリアンに含まれているブリス菌は日本ではあまり有名ではないため、不安に思うかもしれませんが、海外では研究結果の論文が多く発表されています。
米国国立研究所の生物医学や生命科学雑誌文献を見れるサイト、PMC(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/)で「salivarius M18」と調べてみてください。
何件も該当し、論文を確認することができます。
「salivarius M18」のsalivariusとは口腔内の唾液より分離された菌種のことなので、BLIS M18を指していることがわかると思います。
ここで多くの論文から実験や研究結果を確認できます。

●日本口内フローラ研究会「一生 虫歯・口臭に悩まない新ルール: 98%の歯医者ですら知らない 奇跡の善玉菌ブリス」
論文は英語で書かれているため、わかりづらいという場合は、日本口内フローラ研究会が発行している「一生 虫歯・口臭に悩まない新ルール: 98%の歯医者ですら知らない 奇跡の善玉菌ブリス」 という本を見るといいでしょう。
電子版だと無料で見れるキャンペーンも行っています。こちらでブリス菌の効果を確認してみてください。

ブリアンの正しい使い方

■ブリアンの使い方

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ブリアンは個包装された粉歯磨き粉なので1回につき1包使用します。
1日2包は使い切ってほしい目安だそうです。
ブリアンは個包装なので持ち運びやすく、使い切りタイプなのでとても清潔です。

■ブリアンはなめることもできる

ブリアンはすべて食べられる成分でできているので、朝など忙しくブラッシングができない場合はなめるだけでもブリアンの善玉菌(ブリス菌)を口内に取り入れることができます。
ただし、やはりブラッシングした方が食べかすが落ちやすくなるので、夜寝る前などは必ずブラッシングをした方がいいでしょう。

■ブリアンはフッ素との併用ができる

ブリアンをフッ素と併用して使うのであれば、フッ素を使った後にブリアンを使用するとよいでしょう。
フッ素には殺菌効果が含まれているので、ブリアンを先に使用するとせっかくブリアンで善玉菌(ブリス菌)を取り入れても、フッ素の殺菌効果で殺菌されてしまいます
ブリアンを殺菌しないように、最後にブリアンを使いましょう。

■ブリアンはキシリトールとの併用ができる

キシリトールは天然の甘味料で、殺菌剤などが含まれていないため、どのタイミングで併用しても問題はありません。
併用したい人は安心して子供に与えて大丈夫です。

■ブリアンはいつまで継続して使えばいいか

ブリアンはブリス菌を口内に増やすことで、虫歯菌にとって居心地の悪い口内環境に整えていきますが、口内環境を整えるためには最低でも2ヶ月以上は使い続けないと効果が分かりづらいです。
しかし、1歳半から3歳の間はもっとも虫歯菌に感染しやすい感染の窓という期間になっています。
もし子供が3歳以下の場合は3歳までは継続して使ってみてください。
虫歯菌は3歳までの間に大量に感染してしまうと、一生虫歯になりやすい口内環境になってしまいます。
ブリアンを使い、虫歯菌の感染を防ぎましょう。

また、3歳以上の場合も口内の細菌バランスはきまっているかもしれませんが、毎日ブリアンを継続して使うことで常に善玉菌(ブリス菌)を口内にとどめておくことができるため、ぜひ継続して使いましょう。

疑問にお答えします!ブリアンQ&A
Q.ブリアンって本当に大丈夫なの?
A.ブリアンは体に優しくすべて食べられる成分でできています。
また、もともと虫歯にならない子供の体内にあった菌なので、子供の体に害を与えるようなことはほぼありません。

Q.ブリアンはゆすがない方が良いって本当?
A.ゆすがない方がブリアンで取り入れた善玉菌(ブリス菌)を口内にとどめることができます。しかし、ゆすがないと食べかすも口内に残りますよね。

■食べかすは取ってブリアンは多く留めておく使い方

●水だけで歯磨きした後、ブリアンをそのまま口に入れる。
水だけで磨くと食べかすを取り除くことができます。
食べかすが取り除けた後にブリアンをそのままお菓子感覚で口に入れましょう。

●うがいしてから、ブリアンで歯磨きする。
うがいして口をゆすぐことによって大きな食べかすは取り除けます。
うがいができない小さな赤ちゃんは歯磨きをする前にお水やお茶を飲んで大きな食べかすを流し込むといいでしょう。

●ブリアンで歯磨きした後、唾液だけ出す
歯磨きをした時に出た唾液だけ出すことで、歯磨きで取った食べかすを出すことができます。
ブリアンを口の中に残すことを意識して使ってみてくださいね。

Q.ブリアンやブリス菌って嘘じゃないの?
A.嘘ではありません。効果の程度には個人差がありますが、ブリアンに含まれているブリス菌には多くの研究結果が残されています。
■英語がわかる方向け
米国国立研究所の生物医学や生命科学雑誌文献を見れるサイト、PMC(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/)で「salivarius M18」と調べてみてください。何件も該当し、論文を確認することができます。

■日本語で書かれているもの
日本口内フローラ研究会「一生 虫歯・口臭に悩まない新ルール: 98%の歯医者ですら知らない 奇跡の善玉菌ブリス
電子版だと無料で見れるキャンペーンも行っています。こちらでブリス菌の効果や研究成果を確認してみてください。

Q.ブリアンにミント味ってあるの?
A.あります。子供用はいちご味ですが大人用ブリアンはミント味です。
大人用とされていますが、子供が使っても問題はありません。
大人用には虫歯予防に使用しているBLIS M18菌の他に、口臭予防をしてくれるBLIS K12菌が配合されているため、大人用と謳っています。
ミント味の方が好みの子供は大人用をつかっていることも多いようです。

Q.本当にブリアンって効果あるの?効かないんじゃない?
A.もちろん、ブリアンの効果は個人差があります。
しかし、1日2包をきちんと使っていれば2,3か月後には効果はきっと現れるでしょう。

■@cosmeで口コミを見る

@cosme(http://www.cosme.net/product/product_id/10117630/top)で口コミを見ると悪い評価はほとんどありません。
子供はもちろん、子供の虫歯に真剣に悩んでいるお母さんは気に入って使ってることが多いようです。

■ブリアンの効果の確かめ方

●定期健診で新しい虫歯ができてないか調べてもらう
ブリアンは虫歯を予防してくれる歯磨き粉なので定期健診で新しい虫歯ができていないか調べてもらうのが一番効果を感じられると思います。
しかし、虫歯はすぐにできるものではないので、ブリアンの効果もすぐにでるものではありません。
それでもブリアンの効果をすぐに確かめることができる方法があります。

●実際にお母さんが使ってみる
市販の歯磨き粉で歯を磨いた時と、ブリアンで歯を磨いたときの歯のツルツル具合を舌で触って試してみてください。
歯がつるつるしてるのは歯垢が取れている証拠なので、実際にお母さんも使ってみてください。
通常、虫歯菌はお母さんから子供に感染することがほとんどですが、一緒にブリアンを使うことで、お母さんの口内もきれいになるため感染を防げますよ。

●子供の起床時口臭をチェックする
夜寝る前の歯磨きでブリアンで磨いた時と、市販の歯磨き粉で磨いたときの起床時口臭をチェックするとよいでしょう。
子供の口臭は大人と違って具合の悪さではなく、磨き残した食べかすによるものが多いです。
起床時口臭がある子供がブリアンで歯磨きをすると、起床時口臭が少なくなったという声もあります。

まとめ

ブリアンは歯科医が開発した世界初のブリス菌が配合された歯磨き粉です。正しい使い方をして虫歯にならないように継続して使っていきましょう。