赤ちゃんの歯医者デビューはいつから?知っておきたい3つのポイント

赤ちゃんを歯医者さんデビューさせるのはいつからがいいの?フッ素を塗布するのはいつから?どういう点に気を付けて治療に連れて行けばいいの?と疑問はたくさんありますよね。
そんな悩みを解決しながら赤ちゃんを歯医者さんデビューさせるときに知っておきたい3つのポイントをご紹介します。

赤ちゃんを歯医者さんへ連れていくのはいつからがいいの?

赤ちゃんの歯医者さんデビューは早い方がおすすめです。
上下4本ずつ、計8本の歯が生え始めたら行くようにしてみましょう。

赤ちゃんの頃から歯医者さんに行く習慣をつけ、虫歯があるかどうかの確認や、正しい歯磨きの仕方や歯並びの状況などを定期的に診てもらうとよいでしょう。
定期健診に通うことで将来、より多くの歯を残すことができるという結果も出ています。
例えば定期健診に通っている人が約15%しかいない日本では、80歳の段階で平均12本しか歯が残っていません。しかし、人口の90%が定期健診に通っているスウェーデンでは平均20本もの歯が残っています。
赤ちゃんの段階で80歳の頃のことを考えるのはとても先のことになってしまいますが、長い将来のことを考えると定期健診に通った方が良いでしょう。

また、赤ちゃんの頃から歯医者に通うことで歯医者に慣れさせることができます。
3歳前後になってしまうと恐怖心が出てしまいますが、赤ちゃんの段階だと最初は人見知りで大変でも、慣れればすんなりと歯医者に通わせることができます。

虫歯ができ治療の時にだけ歯医者へ行くと、「こわい」や「痛い」というイメージがついてしまいますが、検診だけなら痛い思いもしないため、歯医者に通うことが平気になります。
虫歯予防のためにも、虫歯になったときに歯医者嫌いにならないためにも、早くから歯医者通いをし、定期健診で赤ちゃんのお口の健康を守っていくことが重要です。

赤ちゃんの歯医者でのフッ素塗布はいつから?

多くの自治体や歯医者では、上下4本ずつ計8本歯が生え始めたらフッ素を塗布するようにすすめています。
そのため、このときに歯医者デビューさせることが多くなると思います。
フッ素塗布は歯の表面を強くし、初期虫歯であれば治すことも可能です。
フッ素は市販でも売られていますが、市販のフッ素は500ppm~950ppmのものが多く、とても低濃度です。

しかし、歯医者で塗布するフッ素は9000ppm程度のものが多く市販のものよりも濃度が濃くなるため市販のフッ素よりも予防効果が高いのが特徴です。
赤ちゃんのお口の状況にもよりますが、3~6カ月月に1回程度歯医者でフッ素塗布してもらうのが良いでしょう。
その時に定期検診も一緒にしてもらうと歯の状況も診てもらえるため、おすすめです。
歯医者でフッ素を塗布すると1回1000円程度かかりますが、お住まいの地域次第では無料で行っていることもあります。
しかし、フッ素塗布は乳児医療補助対象外なので、歯科医によっては2000~3000円程度かかるところもあります。

一度お住まいの自治体に問い合わせて、無料で塗布するような取り組みがないか確認しましょう。また、歯科ごとの料金も電話で歯科医に問い合わせると教えてくれます。
フッ素塗布と定期健診を合わせて歯医者へ通うようにしましょう。

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赤ちゃんが歯医者で治療するときに注意すること

赤ちゃんの歯を治療をする時に注意する点は歯医者選びです。
お医者さんに内科、外科、小児科、婦人科、胃腸科、整形外科などがあるように、実は歯医者にもいろいろあります。大きく分けると4種類に分かれています。
一般歯科、小児歯科、矯正歯科、口腔外科です。

赤ちゃんを歯医者に連れていくならば、小児歯科を選ぶと間違いはないです。
小児歯科でない場合、専門外として扱われ治療が受けられない場合もあります。
小児歯科を探す場合は、日本小児歯科学会のホームページから探す場合と、近くの歯医者に直接電話で聞く場合があります。

日本小児歯科学会のホームページから小児歯科の専門医や認定医がいる施設を検索する場合は確実ですが、件数が非常に少ないです。
そのため、近くの歯医者に電話で確認を取るとよいでしょう。

小児歯科では子供に不安や痛みを与えない工夫をしています。
治療をする際は、診察室にお母さんも一緒に入り、カウンセリングを行います。その後、検査や説明をして治療へと進みますが、無理矢理に治療はしません。
治療前の訓練を行っている歯科もあり、子供の性格や年齢、体調に合わせた治療をしてくれます。
また、治療の際に使用する麻酔も表面麻酔や、細い針を使用し、痛くならない工夫をしてくれます。
歯医者で治療するときは歯医者嫌いにしないためにも、赤ちゃんに優しい痛みや不安を与えないような歯医者を選びましょう。

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まとめ

赤ちゃんを歯医者デビューさせるときには事前に歯医者に診てもらえるか確認を取って、なるべく早いうちから歯医者に通わせましょう。
そして最初に治療をするよりも、フッ素塗布や検診などで赤ちゃんに歯医者さんへ通うことを徐々に慣れさせるのが、今後歯医者さんを嫌がらなくさせるために大切です。