虫歯にならないチョコレートがあるって本当!? ママの賢いおやつ選び

子供を持つママなら、誰もが悩むおやつ選び。親としては、おにぎりや野菜を蒸かしたものなどを食べさせてあげたいけれど、小さな子供は甘いお菓子やスナック菓子などが大好きですよね。一度でも食べさせるとその強烈な味を覚えてしまうので、なにがなんでもダメ! というのは難しいものです。しかし、もしそれが「食べても虫歯にならないお菓子」だったら? ママも子供も笑顔になるおやつの選び方や、食べた後のケア方法をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

歯医者さんが考えた「虫歯にならないチョコレート」

子供にチョコレートを食べさせてあげたいけれど、虫歯になるのが心配……というママに人気なのが、歯医者さんが考えたチョコレート。スーパーやコンビニに置いてあるものには砂糖がたっぷり入っていますが、このチョコレートに使われている甘味料は「キシリトール」なので、口の中に入れてもミュータンス菌のエサになることはありません。

また、キシリトールには初期虫歯の進行を抑えたり、歯の再石灰化を促したりする力があるので、食べるだけで丈夫な歯を作ることができます。本来であれば、食べれば食べるほど虫歯になりやすいチョコレートで虫歯予防ができてしまうのですから、こんなにうれしいことはありませんよね。

ただ、原料にこだわって作られている分、値段はどうしても高めになります。普通の板チョコは1枚100円ぐらいで買えますが、歯医者さんが考えたチョコレートは1袋600円前後(約60g入り)。これを「高い」と感じるか「歯医者さんで治療費を支払うことを考えれば安い」ととらえるかは人それぞれです。

チョコレートを食べた後のケア方法

「虫歯にならないチョコレート」の場合は特に食後のケアは必要としませんが、普通のチョコレートを食べさせた場合は、必ずうがいや歯磨きをするようにしましょう。外出先でこうしたケアが難しい時には、お茶を飲ませたり、キシリトール入りのガムを噛ませたりするだけでもかまいません。

もし、これらのケアをなにもしないで放置していると、チョコレートの糖分をエサとして増殖するミュータンス菌がじわじわと酸を作り出し、少しずつ歯の表面を溶かしていきます。特に、時間を決めずにだらだらと食べ続けるのは最悪! 口の中には自浄作用があるので、一時的に酸性になったとしても唾液によってアルカリ性に戻りますが、いつまでも食べているとこの働きがうまくいかないので、当然虫歯になりやすくなります。

子供にだらだら食べの習慣をつけさせないためにも、おやつは時間を決めてあげるようにしましょう。「虫歯にならないチョコレート」の場合でもそれは同じ。小さな子供には「どのおやつなら良い、悪い」というのはまだ分からないので、おやつ=決まった時間に食べるものとルールを決めたほうがスムーズに理解できます。

おわりに

虫歯にならないチョコレートや、おやつを食べた後のケア方法をご紹介しましたが、いかがでしたか? 子供の歯を守るのは大切なことですが、あまり無理な我慢をさせるのも考えもの。時には、砂糖を使わずに作られたおいしくて安全なおやつで気持ちを満たしてあげたいですね。普通のチョコレートをあげた場合は、必ず歯磨きやうがいをさせるようにしましょう。