子供が6歳くらいになると、だんだんと歯の生え変わりが始まっていきます。
小さく細い乳歯が抜け、永久歯が揃ってくるのが、この6歳以降の段階です。
歯医者さんで抜歯したり、自宅で自然と抜けたりする場合が多いですが、抜けたあとの乳歯は成長の記念に保管しておきたいと思うのが、親心というもの。
ここでは子供の乳歯を保存できるおすすめ商品と、抜けた乳歯の扱い方について解説していきます。
乳歯が抜ける時期
乳歯が抜ける時期としては、平均的には6歳前後、早くて4〜5歳からとなっています。
子供としても歯がグラグラしてくると、抜けた歯のことが気になる時期です。
そのため、4〜5歳の誕生日を迎えたら、子供といっしょにお気に入りの乳歯ケースを選ぶというのも楽しいでしょう。
乳歯が始めに抜ける歯は?
一般的には、下の前歯が一番早く生え変わります。
6歳頃から乳歯が抜け、大人の歯が揃ってくる傾向にあります。
同じ時期に、もともと乳歯がなかった場所に、「6歳臼歯」という新しい歯も生えてきます。
乳歯ケースを準備する時期
個人差はありますが、子供が6歳くらいの年齢に達すると、だんだんと歯が抜け、永久歯が顔を出してきます。
親知らずを除けば、14歳くらいまでに大人の歯が揃ってくるのが一般的です。
このタイミングに合わせるのであれば、早ければ4〜5歳の誕生日を迎える頃に乳歯ケースを用意するのが良いでしょう。
早め早めに準備しておけば、いざ歯が抜けたときに慌ててケースを買いに走ることもなく安心です。
乳歯ケースがなぜ必要なのか
「乳歯ケースなんて本当に必要なの?」
と思う方も多いでしょう。
昔は屋根や軒下に投げて、いい歯が生えてくるようにと子供といっしょにお祈りしたものです。
しかし最近では、乳歯をケースに入れて保存する、という方が増えています。
へその緒入れと同じように、子供の成長を目に見える形で保存しておきたいという価値観の現れかもしれませんね。
「うちでは昔の方法で投げてお祈りするから」
という方には乳歯ケースは不要ですが、思い出として保存しておきたい場合には、防湿性のある桐製の乳歯ケースがあると非常に便利です。
カビや変色を防ぐことができるので、子供が大人になってからもきれいな状態で見返すことができるようになります。
また、プレゼントやギフトとして、子供を持つ友人に乳歯ケースを贈るケースも増えています。
乳歯が抜けたときにする行動
昔は屋根の上、軒下に抜けた歯を投げたりしたものでした。
しかし近年では生活スタイルの変化などにより、乳歯ケースや歯庫に乳歯を保存し、記念品として取っておく方も増えています。
屋根の上に投げる
昔の日本では、上の歯が抜けたら家の軒下に、下の歯が抜けたら屋根の上に投げるという習慣がありました。
それぞれ下の方、上の方に投げることで、いい歯が生えてくるように願掛けをしていたわけですね。
昔の考え方のおじいちゃんやおばあちゃんと同居していると、孫の乳歯を屋根や軒下に投げさせようとしてくるかもしれません。
その際には、しっかりと話し合って子供の乳歯をどうするか、家族のなかで決めるようにしましょう。
乳歯ケースに保存する
近年では、アパートやマンションに住む家族が多くなり、そもそも軒下がなかったり、屋根が高すぎたりといった事情が発生しました。
その結果、乳歯ケースに保存して、ある種のメモリアルグッズとする考え方が普及することになります。
乳歯をしっかりと洗って清潔な状態で保管すれば、傷んだりすることもないですし、桐箱など吸湿性が高い木製の箱に保管することで、長期間きれいな状態を保つことも可能になります。
乳歯ケースへの保存方法
乳歯が抜けた際ケースに保存する場合には、乳歯をできるだけ清潔な状態に保つことを心がけましょう。
そのままの状態では、血液や唾液などが付着しており虫がたかってしまう可能性もあります。
準備するもの
- オキシドール
乳歯を浸けて消毒し、血液やたんぱく質を除去するために使います。エタノールや、家庭にあるハイターを薄めたものでも代用可能です。
- ペットボトルのフタ
オキシドールと乳歯を入れられるものであれば、小皿やおちょこでも構いません。
- 歯ブラシ、つまようじ
細かい汚れやオキシドールで取れなかった血液などは、歯ブラシなどを使って取り除きます。
- 清潔なコットン、タオル
洗い終わった乳歯を乾燥させるために使います。
- 乳歯ケース
乾燥させた乳歯を保管しましょう。
乳歯の洗浄方法
まずは、抜けた乳歯をオキシドール、またはエタノールに浸けて一晩寝かせてください。
その後、血液などの残った汚れを歯ブラシ・つまようじを使って取り除きます。
汚れを落としたら、コットンや清潔なタオルなどの上で乾燥させればOKです。
お気に入りの乳歯ケースに保存して、生え変わりの記念としましょう。
おすすめの乳歯ケースを紹介!
それではここから、おすすめの乳歯ケースを紹介していきます。
通販で買える乳歯ケースのなかでも、特に人気を集める「ティースくん」のほか、おしゃれでかわいい乳歯ケース、手頃に用意できる乳歯ケースを取り上げました。
人気の乳歯ケース「ティースくん」
出典:http://image1.shopserve.jp/kurabokko.net/pic-labo/llimg/moqmo-smileTooth.jpg?t=20150929214007
こちらのティースくんは、天然の木材(桐)を使った職人手作りの人気商品。
自然のぬくもりが最大限に感じられる作りとなっており、塗装も行なわれていないので肌の弱い子供が触れても安心です。
製品には日付をメモできるアクリルカバーが付属し、オーダーメイド名入れにも対応。
6種類のデザインのなかから好きなものを選べるので、子供といっしょに楽しみながら選んでみてください。
価格:3,780円 (税込)
■「ティースくん」公式サイトURL
http://kurabokko.net/SHOP/moqmo-smileTooth.html
おしゃれ乳歯ケース
続いてはおしゃれな乳歯ケースのおすすめ商品です。
スタイリッシュでおしゃれなデザインの乳歯ケースは、価格も高くなる傾向にあります。
しかし、ケースがひとつあれば子供の乳歯すべてを保管できます。
一生に一度のことですし、できるだけおしゃれでしっかりとした価格の、丈夫なものを選ぶのもおすすめです。
Kouken 乳歯ケース
出典:https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/31Mm5SmQ%2BoL.jpg
こちらは、春夏秋冬の4種類+12星座のデザインが用意されている乳歯ケースです。
合計で16種類の絵柄のなかから好きなデザインを選び、さらに無料で名前・誕生日を入れてもらうこともできます。
乳歯ケースはきれいな化粧箱に入れられていますので、名入れギフトとしてもぴったりです。
届くまでに3〜4日かかる点、地域によっては送料が上乗せされる点にはご注意ください。
価格:2,980円(税込)+送料
■「Kouken 」Amazon商品ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/B06VXMSNR5
ビーグラッドストア 乳歯ケースプレミアム
出典:https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51kN-4-pL6L.jpg
素材には高級桐天然木を使用し、デザインはピンク(ティアラ)とブルー(王冠)の2種類。
職人の手作りで仕上げている日本製の製品で、ささくれやトゲが気にならないことが、こちらの乳歯ケースの特徴です。
名入れ部分は、日付を記入できるアクリル板に設けられています。
それぞれの穴の幅・深さは、乳歯の大きさを考えてサイズが調整されているので、乳歯が大きくて入らない…ということもありません。
また、こちらもギフトボックスに入った状態で届きますので、出産祝いプレゼントとして贈るのもおすすめです。
価格:3,880円(税込)
■「ビーグラッドストア」Amazon商品ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/B00FRALL5G
安い乳歯ケース
次はコストパフォーマンスに優れ、手頃に揃えることのできる入手ケースを取り上げます。
安価な乳歯ケースにはあまり丈夫でないものもありますので、できれば子供に触らせることなく、親がしっかりと管理してあげるようにしましょう。
赤ちゃん用乳歯ボックス
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B06XT37B4B
こちらは450円で買える乳歯ケース。
ここまでご紹介してきたのは少なくとも3000円以上の商品ですので、それと比べると非常にお手頃です。
フタの部分に子供のプロフィールを入れるスペースがあり、ケース部分には日付を直接記入する余白もあります。
少し中国語っぽい表記が気になりますが、レビューを見てもそれほど品質に対する悪評価は見当たりません。
丁寧に扱えば、長く使える乳歯ケースになるでしょう。
価格:450円(税込)
■「赤ちゃん用乳歯ボックス」Amazon商品ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/B06XT37B4B
野村歯研 乳歯のお部屋2
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B005NUL8KI
ここまでの乳歯ケースは、すべて木製の製品でした。
一方でこちらは、プラスチック樹脂が素材となるタイプの乳歯ケースです。
桐のような吸湿性はありませんので、より繊細な管理は必要となりますが、シールやテープでデコレーションできる楽しみがあります。
名前や日付を書き込める無地のシール付きですので、わかりやすく区別して保管することも可能です。
もしも乳歯ケースが不要になったら、アクセサリー入れとして流用することもできそうです。
価格:1,080円(税込)
■「野村歯研 乳歯のお部屋2」Amazon商品ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/B005NUL8KI
乳歯を保存しない人は再生医療へ
「歯髄細胞バンク」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか。
これは、乳歯や永久歯に含まれる「歯髄細胞」を、再生医療のために使おうという試みです。
うまく培養を行なえば、骨や血管をつくる細胞になるために、脊髄損傷やパーキンソン病などの治療に用いられることが期待されています。
近くの医療機関に問い合わせて、再生医療のために子供の乳歯を役立ててもらうのも、立派な選択肢のひとつです。
乳歯を記念に保存するか再生医療に回すかはあなた次第
子供の乳歯をかわいいケースに保管することは、歯が抜けた時の記念として残ります。
また、親にとっても子供の乳歯が20本すべて揃う瞬間は、非常に感動的なものとなります。
一生に一度の記念として乳歯をケースに入れて保存するか、医療発展のために役立ててもらうか。
親であるあなたにとって、ぜひベストと思える選択を行なってください。