赤ちゃんの口臭3つの原因

赤ちゃんの口臭が気になったことはありませんか?赤ちゃんから口臭を感じた時、大人の口臭のように胃が悪いのだろうか?と心配される方も多いです。しかし、赤ちゃんの口臭の原因は口内トラブルがほとんどです。

赤ちゃんの口臭は母乳のにおい?

通常母乳やミルクしか飲んでいないときの赤ちゃんの口臭は母乳のようなにおいがします。よく乳くさいなどという言葉を聞きますが、鉄のようなにおいと表現される方もいますし、少し独特なにおいになります。

しかし、赤ちゃんの口臭は母乳のにおいだけではありません。赤ちゃんでも口臭が発生します。そしてその口臭の90%は口の中が原因です。なんらかの原因により、口内にいる細菌が繁殖し、臭いを発します。

風邪などの病気にかかっていて臭う場合もありますが、健康時の口臭はほとんどが口の中が原因です。

口呼吸はNG、唾液が少ないと口臭も虫歯も起きる

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唾液は口の中の細菌などを洗い流して、きれいにしてくれる働きがあります。
ですが寝ている間は唾液の分泌量が少なく、口が乾燥してしまいます。そのため口臭が起きやすくなります。この寝起きのときの口臭を起床時口臭といいます。これは大人でもよくある、生理的なものなので心配はいりません。

しかし、起きていても臭う場合は、口呼吸をしていないか確認するとよいでしょう。
口呼吸をしていると口の中が乾燥しやすくなります。すると、起床時口臭と同様に、唾液の量が減ってしまいます。そして、虫歯菌を含む細菌が繁殖しやすくなり、虫歯・口臭の原因となります。
虫歯や口臭以外でも口呼吸は様々なデメリットがあります。口呼吸をすることで、ウイルスが入りやすくなり、風邪をひきやすくなります。また、口が常に空いていると歯並びが悪くなり、受け口になってしまうことも考えられます。

このように口呼吸はデメリットだらけなので、させないように十分に気をつけましょう。

では、赤ちゃんはなぜ口呼吸をしてしまうのでしょうか。
口を開けてしまう癖が付いていることもありますが、多くの原因は鼻づまりです。鼻が詰まっている状態だと鼻で呼吸ができず、口で呼吸してしまいます。
もし赤ちゃんが口呼吸をしているときに鼻が詰まっていたら、その都度、鼻水を出すようにしましょう。

そしてきつい臭いを感じたら、口が乾燥している証拠です。水やお茶を飲ませて口の中を潤してあげましょう。

歯磨きと舌みがきで赤ちゃんの口臭は改善する

赤ちゃんの口臭を引き起こす口呼吸以外の要因として、歯についた食べカスが挙げられます。食べカスが口の中に残っていると細菌を繁殖させて口臭を起こします。
歯が生えていなくても舌についたミルクや離乳食のカスが原因となることもあります。

口臭がする赤ちゃんの舌は白くありませんか?白いのは舌苔(ぜつたい)と呼ばれるもので、食べかすや細菌などが舌の表面に残ってできるものです。
歯が生えていなくても母乳や離乳食が口の中に残り、舌苔となって臭いが発生します。

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この口臭の対策は、歯磨きをしっかりと行うことが重要となります。特に、歯についた食べカスは口臭の原因になると同時に虫歯の原因にもなります。

歯磨きを嫌がる場合には寝ている間に歯や舌をガーゼ磨きしましょう。
ガーゼ磨きとは、親の人差し指にガーゼを巻き、歯をなぞる磨き方です。しかし、強く磨いてしまうと起きてしまうので、なぞる程度に優しく磨きましょう。

まとめ

赤ちゃんの口臭は風邪などでも発生しますが、多くは口内トラブルが原因です。そして、虫歯と口臭は繋がっています。
赤ちゃんから口臭がするなと感じたら歯磨きをしたり、口呼吸をやめさせたりすることで虫歯も口臭も防いできましょう。