虫歯にならない歯磨き粉を上手に活用! 我が子の歯を守るための歯磨き

毎日ちゃんと磨いているつもりでも、いつの間にかできてしまう子供の虫歯。思わず「あ~あ、絶対虫歯にならない歯磨き粉があればいいのになぁ」とため息をついてしまうこともあるのではないでしょうか。残念ながら、使うだけで100%虫歯が防げる歯磨き粉はこの世に存在しませんが、虫歯になりにくくするものならあります。そうしたものをうまく利用して、大切なお子様の歯を守ってあげましょう。正しい磨き方についても説明します。

多くのママに選ばれている歯磨き粉とは?

ドラッグストアでよく売られている子供用の歯磨き粉を見てみると、いちごやメロンなどの香料で風味をつけ、フッ素を配合したものが多いようです。歯磨き粉に子供の好きな香りをつけるのは歯磨きの習慣をつけるのに役立つし、フッ素は初期虫歯の進行を止めたり、歯を強くしたりする力を持っています。しかし、口の中にミュータンス菌(いわゆる虫歯菌)がいる限り、虫歯になるリスクを減らすのはそう簡単なことではありません。

時々「歯なんかほとんど磨いてないけど、虫歯にならないよ」という人がいますが、これはもともと口の中のミュータンス菌が少ないから。ですから、もし歯磨きをすることによって子供の口の中からミュータンス菌の数を減らすことができたなら、これほど効果的な虫歯予防はないと言えるのですね。

そこで、近頃注目を集めているのがウィステリア製薬の「ブリアン」。いちご味の粉末状の歯磨き粉で「BLIS M18」という成分がミュータンス菌の数を減らしてくれるそうなのです。毎日使えば、どんどんお口の中が清潔になりそうですね。

子供の歯の上手な磨き方

小さな子供はまだハブラシをうまく使うことができないので、きちんと汚れを落とせるかどうかはママの仕上げ磨きにかかっています。ハブラシ使い方のコツをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

<力を入れすぎない>
力を入れて磨くと歯や歯茎を傷つけてしまいます。加減が分からない時は、キッチンの量りにハブラシの毛先を押し当ててみましょう。目盛りが150~200gの間にくるぐらいが、ちょうど良い力の入れ加減です。

<ハブラシの毛先は直角にあてる>
歯の表面や歯茎との境目には、ハブラシを直角にあてるようにすると汚れが落としやすくなります。磨く時は、1本の歯に対して20秒ほどの時間をかけ、小刻みに動かしましょう。上の前歯や奥歯のかみ合わせ部分の溝は最も汚れがたまりやすい場所なので、特に念入りに磨いてあげてください。

<子供の頭はママの膝の上に乗せる>
お互いに座ったままだとやりにくいので、子供は床に寝かせて頭をママの膝の上に乗せましょう。歯磨きを嫌がって暴れる場合は、ちょっとかわいそうですが、ママの両足で子供の手を抑えると磨きやすいです。

おわりに

子供の歯をしっかり守るには、質の良い歯磨き粉を使って、正しい方法で磨くことが大切です。自分で上手にできるようになるまでは、ママが仕上げ磨きをしてあげてくださいね。歯磨き粉は製品によって品質に差があるので、味だけで選ばず、きちんと成分をチェックすることが大事。添加物の多いものは体に良くないので、ママ目線で良いものを選んであげてください。