ブリス菌(BLIS M18)って何?危険なの?歯磨きの効果は本当にある?徹底解説!

あまり聞きなれないブリス菌(BLIS M18)。
インターネットで歯磨き粉ブリアンの事を調べるとブリス菌の名前を目にするかと思います。
そのブリス菌とは一体何なのか。危険性やデメリット、副作用は?ブリス菌は本当に歯磨きの効果はあるのかを調べました。

ブリス菌とは?危険性やデメリットは?

■ブリス菌とは
ブリス菌とは生まれつき虫歯になりにくい、世界でたった2%の子供たちの持つ菌から開発された乳酸菌です。
人の口内には善玉菌や悪玉菌といった様々な細菌がいます。
悪玉菌が増殖すると虫歯になりやすくなってしまいますが、この増殖を未然に防ぐ力を持つ菌が存在することを発見しました。
オタゴ大学名誉教授のジョン・タグ博士はニュージーランドの小学校の子供を対象に口内菌を採取して、6年間追跡調査を行いました。
6年間悪玉菌の感染のなかった子供たちの口内を調べてみると、悪玉菌の感染を抑える善玉菌の存在が確認されました。それがブリス菌です。

■ブリス菌の危険性
ブリス菌はもともと人の体の中にいる善玉菌(悪玉菌を退治してくれる体に良い菌)なので危険性はなく安全性の高い菌です。
ブリス菌は乳酸菌やビフィズス菌などと同様に基本的に副作用もありません
よく乳酸菌やビフィズス菌を体に取り入れると腸内フローラが起き、腸内環境が整うと言いますよね。ブリス菌も同じように体にいい善玉菌を増やして口内フローラを起こし、口内環境を整えてくれる菌なのです。
また、ブリス菌は30年にも渡り研究が続けられています。
日本ではあまりメジャーではありませんが、アメリカでは最も安全とされるバイオセイフティのレベル1の細菌として登録されています。
そのため安全性が高く安心できる菌です。

■ブリス菌のデメリット
ブリス菌は非常にデリケートな善玉菌のため、高温多湿に弱いです。そのため、世界で唯一ブリス菌を培養しているブリステクノロジー社では培養後、冷凍にして保管をしているそうです。
タブレットやチューブ状のものに加工をする際に熱などを通すとブリス菌が死んでしまうこともあるくらいデリケートな菌です。
また、ブリス菌は1回の培養につき全世界でたった70kgしか取れないため、とても希少価値が高いです。具体例を挙げるとわずか3kgで自動車が買えてしまうほど高価だそうです。
希少価値が高く、デリケートな部分がブリス菌のデメリットと言えるでしょう。

ブリス菌の種類と効果

ブリス菌には主に2種類あります。それぞれの種類と効果をまとめてみました。
■BLIS M18
ブリス菌と聞くとこちらを思い浮かべる方が多いと思います。BLIS M18は主に虫歯を予防してくれる菌です。

・歯垢が付かないようにしてくれる
歯垢の塊(バイオフィルム)の元を溶かす酵素を作り、歯垢の付着を予防してくれる効果がある。

・虫歯菌を追い出す
口の中を虫歯になりやすい酸性からアルカリ性に戻していきます。虫歯の原因菌であるミュータンス菌を減少させる効果がある。

■BLIS K12
虫歯を予防してくれるM18とは少し違い、K12は口臭を予防したり、歯周のトラブルを防いでくれる菌です。

・口臭予防
口臭の原因になる歯垢を除去する効果がある。

・歯周のトラブルを防ぐ
歯茎を引き締める効果があり、また歯石の沈着を防ぐ効果がある。

またブリス菌は口内だけではなく、扁桃腺や中耳炎などでも効果が研究されています。
ブリス菌は日本ではあまり有名ではありませんので不安に思うかもしれませんが、海外では研究結果の論文が多く発表されています。
米国国立研究所の生物医学や生命科学雑誌文献を見れるサイト、PMC(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/)で「salivarius M18」と調べてみてください。何件も該当し、論文を確認することができます。
「salivarius M18」のsalivariusとは口腔内の唾液より分離された菌種のことなので、BLIS M18を指していることがわかると思います。
ここで多くの論文から実験や研究結果を確認できます。しかし、英語で書かれているため、わかりづらいという場合は、日本口内フローラ研究会が発行している「一生 虫歯・口臭に悩まない新ルール: 98%の歯医者ですら知らない 奇跡の善玉菌ブリス」 という本を見るといいでしょう。
電子版だと無料で見れるキャンペーンも行っています。こちらでブリス菌の効果を確認してみてください。

ブリス菌(BLIS M18,K12)が入ってる歯磨き粉「ブリアン」って?デメリットは?

ブリス菌が入っている歯磨き粉、ブリアンが最近話題になっています。ブリアンには子供用と大人用の2種類があります。
■子供用ブリアン
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子供用には虫歯予防に効果があるBLIS M18が含まれている、イチゴの味の歯磨き粉です。

■大人用ブリアン
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大人用はBLIS M18に加えて、口臭・歯周のトラブルを防ぐBLIS K12が含まれています。

ブリス菌はデリケートなため、ブリス菌を生きたまま届けるために粉状の歯磨き粉になっています。よく市販されているようなチューブ状などに加工するとブリス菌は死滅してしまうようです。
使い方は小皿などにブリアンを乗せて歯ブラシにつけるだけです。
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優しい成分だけを使用しているので飲み込んでしまっても大丈夫です。
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これなら安心して使えますね。

■ブリアンのデメリット
・値段が高い
先ほども挙げたようにブリス菌は希少価値が高いためどうしても製品自体が高くなってしまいます。
しかし、高いと言っても3ヶ月に1回行っている歯科検診が、歯が健康だから半年に1度でいいと言われるようになったら歯科検診代が2回も浮きます。
さらに、ブリアンを使って虫歯を防げたら治療代も浮きます。
虫歯になると詰め物を詰めることや、歯並びが悪くなり矯正が必要になることも多々あります。
しかし、虫歯にならなかったら詰め物の費用や虫歯による矯正の費用もかかりません。半年に1度の検診代だけで済みますね。

・使いづらい
粉状なので使いづらいという声もありますが、違和感があるのは大人だけで子供は意外とすんなり受け入れて歯磨きしてくれます。
そしてブリアンは1回1包の個包装になっているので、持ち運びができ便利という声もあります。
また忙しい時にはブリアンをそのまま口に含んで、歯全体になじませてマウスウォッシュとして使うこともできます。
水を使用しなくても歯磨きができるので避難所などでも使用でき便利です。

確かに高かったり使いづらいといったデメリットもありますが、これだけの安心できる成分や、ブリス菌の効果があるので、ぜひブリアンを使って子供の歯を守ってくださいね。

ブリアン販売ページ
http://kodomohamigaki.com/brian/

まとめ

ブリス菌は虫歯にならないたった2%の子供からとれた善玉菌です。
人の体にいた善玉菌のため危険性はほとんどなく、副作用もありません。
効果も論文で実証されています。ぜひブリス菌が入った歯磨き粉「ブリアン」を使ってみてくださいね!