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【必見】子供の歯茎にできたフィステルの原因や治療法まとめ【画像有り】

子供の歯茎に白や赤の色をしたニキビのようなものはできていませんか?それはフィステルというできものです。
子供の歯茎にフィステルが起きる原因や症状、治療法、口臭はあるのか?痛みはないけど放置をしたらどうなるか?など、子供の歯茎にできたフィステルについて写真画像つきでまとめました。

フィステルってなに?

フィステルとは歯の根の先に膿が溜まり、その膿の出口として歯茎にできる、できもののことです。
色は白だったり、赤だったりと様々です。口内炎は白っぽく中央がへこんでいるのに対し、フィステルは膨らんでいます。
上が口内炎、下がフィステルの画像です。

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出典:CURE+

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出典:目で見るお口の百科 家庭の歯学/クインテッセンス出版株式会社.

フィステルは歯根の先端に溜まっている膿が押し出され、袋状に膨らみ溜まっている状態です。ニキビと似たような見た目や構造をしています。
膿の袋は押しても痛くないことが多く、指で押してみるとぷよぷよして、中に核や芯がなく、柔らかいことが多いようです。

フィステルの中には膿が入っています。この膿は神経が死んだことによって発生した細菌が繁殖することで発生します。

子供のフィステルが起きる主な5つの原因は?

フィステルは歯の神経が死んだり、歯が抜けてしまった後に細菌が繁殖することで発生します。

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出典:かまくら歯科

大きく袋状に膨らんでいるのがわかりますでしょうか。この中に膿が溜まっているのです。
フィステルができる原因は、次の通り大きく5つあります。ですが、フィステルはぶつけたから、虫歯になったからといって、すぐにできてしまうわけではありません。
「最近はないけれど、前にあった」という場合が多いので注意しましょう。

原因① 外傷
子供が転んだりぶつかったときに歯を強くぶつけたりすると、その衝撃によって歯の神経が死んでしまい、フィステルができやすくなります。
転んだりぶつけた時には歯が折れたりかけていないか、グラグラしていないか注意深く観察しましょう。
また、もしぶつけた際に血が出ていたらガーゼなどで抑えて止血をします。
歯が欠けたり折れている場合は、破片を保存液や生理食塩水などに保存し、歯医者へ行き、レントゲンを撮ってもらいましょう。

原因② 虫歯
虫歯を放置していると虫歯菌が神経まで到達してしまいます。この時点でかなり痛みを生じるのですが、この状態をさらに放置していくと痛みがなくなります。
この痛みがなくなったタイミングが、歯の神経が死んでしまった状態だと言われています。
外傷や虫歯で歯の神経が死んだ後も細菌が増え続け、歯の根っこの先の穴から細菌が出てきて膿が溜まっていきます。
この状態を根尖病巣(こんせんびょうそう)と言います。
根尖病巣の状態が進んでいき、膿がさらに溜まっていくことでフィステルができてしまいます。

原因③ 歯周病
歯周病とは歯と歯茎の間に汚れが溜まり、菌が増え、炎症を起こして歯茎、歯槽骨(しそうこつ)が徐々に侵されていく病気です。
子供の場合だと歯周病とは言わず、歯肉炎と判断されることが多いです。
歯周病は通常、毎日の歯磨き、口内ケアで防げます。
ですが、口の中の汚れを餌として増殖した細菌の塊(プラーク)の毒素が出血を起こしたり、歯の根に到達して膿を出すようになる場合もあります。
歯周病で出来た膿は歯周ポケットから出てくることが多いため、フィステルになる前に膿が口内へ流れてしまうことが多いです。しかし、歯周ポケットが深かったり、歯周ポケットの入り口が閉じてしまったりするとフィステルができます。
歯周病が原因の場合は歯茎からの出血や、腫れや痛みを伴うことが多いです。

原因④ 詰め物の経年劣化
詰め物はどんどん劣化していきます。
詰め物が劣化すると、詰め物と歯の隙間に細菌が入り込んでしまい繁殖し、フィステルができやすくなります。
こういったことを防ぐためにも半年に一度は歯医者へ行き、劣化している詰め物はないか、劣化していた場合は補強をしてもらいましょう。

原因⑤ 歯ぎしりや食いしばり
神経のない歯は、歯の細部まで栄養が届かずもろくなるため、歯ぎしりや食いしばりをすると根にヒビが入ったり割れたりする可能性があります。そしてそのヒビから細菌が入り込み繁殖します。

こういったことが原因となり、歯茎に膿が溜まって根尖病巣(こんせんびょうそう)となります。
この状態を放置し続けると、どんどん膿が増えていき、最終的に歯肉へと膿が出ていきます。この状態がフィステルです。
さらにフィステルを放置し続けると、根の先にたまった膿の袋が大きくなり、周りにある歯の根を溶かしたり、神経を死なせてしまうことがあります。
一度歯の治療をしたから大丈夫、痛みがないから大丈夫と思わずに一度虫歯で神経を抜いた後の歯は他の歯よりもろいことを頭に入れ、慎重に扱うよう心がけましょう。
また、膿は血液によって身体中に運ばれてしまい様々な病気の原因にもなります。
外傷を受けたり、虫歯がある場合はすぐに治療をしましょう。

子供のフィステルは自然治癒するの?治療法は?

フィステルは自然治癒しません。
もし、仮に何かの拍子で表面のフィステルが破け、中に入っていた膿が流れたとしてもそれは自然治癒ではありません。
根本の原因である「根尖病巣(こんせんびょうそう)」という病気を治さないと、また膿が溜まりフィステルが出てきます。

また、治療ではなく自分自身でフィステルを破った場合、その部分に細菌が入り込み余計に酷い状態のフィステルがまたできてしまいます。
フィステルを治すには歯医者で歯から膿が溜まっている歯の根管へと穴をあける治療をします。
その後、フィステルや根管の中に入っている膿を取り出し、消毒をします。
消毒がすべて終わったら開けた歯に詰め物をします。これを「根管治療(こんかんちりょう)」と言います。

しかし、根管の形が曲がっているなどで膿を取り出すことが困難だと判断した場合は「歯根端切除術(しこんたんせつじょじゅつ)」という外科手術を行います。
歯に穴をあけて膿を取り出す根管治療に対し、歯根端切除術は歯肉にメスを入れて膿を取り出します。
そのため、あらかじめ歯を抜歯してから膿を取り出し、消毒できたら抜歯した歯を再度元の位置に戻すという再植法が取り入れられます。

これらの治療は治療時の痛みも、治療にかかる期間や回数も個人差が大きいです。1~3回で済むこともありますが、違和感がとれずに数ヶ月治療が終わらないということもあります。

子供のフィステルの場合、抜歯をする?しない?

大人の場合は歯の生え変わりがないため、歯に穴をあけて膿を出す「感染根管治療(かんせんこんかんちりょう)」を行うことが圧倒的に多いですが、子供の歯が乳歯の場合は時期や状態により、下記のような選択肢が出てきます。

●年齢も幼く歯も小さい場合、膿を出したり消毒を繰り返す
●まだ永久歯に生え変わらない年齢の場合「根管治療」を行う。
●永久歯へ生え変わる準備が完了している場合、抜歯をする。
●生え変わり間近の場合、そのままにして自然と抜けるのを待つ。

どの方法になるかは子供の歯の状況や、歯医者での治療を嫌がらないかなどにもよるため、まずはレントゲンを撮って歯医者で話し合うのが良いでしょう。
大体は大人と同様、抜歯をせず根管治療を行うことが多いですが、神経が死んで神経を取ってしまった場合、生え変わりの際に自然に抜けないこともあるため、抜歯をするということもあります。

フィステルは子供にとって痛い?

フィステルは神経が死んだあとにできる場合が多いので、膿の袋は押しても痛くないことが多いです。
痛くないから大丈夫と考えていると身体の抵抗力が落ちたときに、腫れと強い痛みを伴うこともあります
また、子供は痛みを感じると機嫌が悪くなったり、歯医者へ行くのを嫌がるため、放置をするのではなくフィステルを発見次第、歯医者へ連れていくべきです。

フィステルになったら子供でも口臭がするの?

フィステルの中に入っている膿は白血球や細菌の死骸です。
フィステルが口内にできると何とも言えないような不快な臭いがします。
臭うのが嫌だからと言って自分でフィステルを破ってしまうと、細菌が入ってしまい、余計悪化してしまうこともあります。
中には酸っぱいような膿の味を感じることもあるため気分が悪いものです。
また、治療をしなければ膿をつぶしても口臭は治りません。なるべく手を出さずに歯医者へいきましょう。

子供のフィステルを放置するとどうなるの?

痛みがないからといって放っておくと、根の先にたまった膿の袋が大きくなり、周りにある歯の根を溶かしたり、神経を死なせてしまうことがあります。
長い期間そのままにしてしまうと治療が困難になり根を一部取ってしまうこともあります。
また、膿は血液によって身体中に運ばれてしまい様々な病気の原因にもなります。

子供のフィステルを治す薬はあるの?

フィステルは口内炎と違い、フィステルを治す市販薬などは売られていません
歯医者へ行き歯の根を治療してもらわないと治ることがありません。
もしフィステルがいったんなくなったとしても、根の治療がされていなければ、また膿が発生し何度も再発します。
フィステルが確認できたら自分で潰さずに歯医者で治療してもらいましょう。そのままだと口臭も続きますよ。

前歯のフィステルの治療法

通常、フィステルの治療法には歯に穴をあけて膿の袋を出す根管治療(こんかんちりょう)と、抜歯をして膿の袋をだす歯根端切除術(しこんたんせつじょじゅつ)があります。
どちらも膿の袋を出す治療法ですが、膿の袋の大きさによって治療法が変わっています。
前歯の歯茎付近にフィステルが発生した場合は目立ちやすいため、大体は歯の裏側から穴をあけ根管治療を行います。
大体は前歯の歯茎という目立ちやすい部分にフィステルができた時点で歯医者へ行くため、膿の袋も小さく済み、根管治療を行えます。

根管治療の流れ

①まず膿が溜まっている歯の表面を削り、穴を開けます。
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②その後、歯の根っこに溜まっている膿を取り除きます。
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③膿を取り除いたら根管内を洗浄し、消毒薬を入れます。

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④その後、削った部分に詰め物をし、治療完了です。
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しかし、放置を続けていると膿の袋は大きくなっていき、根管治療で歯に穴を開けても膿の袋が大きくなりすぎて取り出すことができなくなります。
膿の袋が穴から取り出せなくなると、膿の袋の上にあるものをどかして膿の袋を取り除かなければなりません。
その時に抜歯が必要になり、歯根端切除術になります。
抜歯をした後は膿の袋を取り出して、消毒をした後、また再び抜歯した歯を元の位置に戻します。
このような治療法になってしまうため、フィステルができたら早めに歯医者へ行き、膿の袋を取り除いてもらわないと抜歯の可能性が出てきてしまいます。

前歯を差し歯にするとフィステルができやすい?

乳歯の時は永久歯へ生え変わるので差し歯にすることもあまりありませんし、問題もありません。
しかし、永久歯になった子供の歯を何らかの原因で差し歯にするとフィステルが起こりやすいと言われています。
例えば、小学生の子供が転んで前歯を折ってしまったり、虫歯がひどくなったことで前歯を差し歯にすると、何年後かにフィステルが発生してしまうことがあります。
差し歯にする状態というのはもともとあった歯が抜かれてしまい、新しい人口の歯を入れている状態です。
もともとあった歯が抜かれるというのは同時に神経も抜いてしまっている状態です。
神経が抜かれてしまった歯は根の先が化膿し、膿が溜まりフィステルができてしまいます。
フィステルの治療の時には差し歯を土台から撤去して根の治療をやり直さないと完治ができない場合もあります。
もし差し歯でなかったとしても神経を抜いた場合はフィステルができる可能性があるので歯磨きの時には注意して見ていきましょう。

子供の頃に歯をぶつけると歯茎にフィステルができやすい?

子供の頃、ジャングルジムやシーソーなどの遊具で遊んでいるときに誤って転落し、前歯をぶつけたことはありませんか?
その時に神経が死んでしまうとフィステルができやすくなります。
神経が死んでしまった場合、神経を抜き消毒をして詰め物をします。
その時、消毒が不十分だったり、詰め物の経年劣化などにより、細菌が再び歯の中に入り込み繁殖すると、歯茎にフィステルができてしまいます。

多くは神経を抜き何年も経過したあと、歯茎にフィステルができるため前にぶつけた歯が原因だということがなかなか気づきにくいようです。
子供の頃に歯をぶつけて神経を抜いた場合は歯茎にニキビのようなものができていたら、フィステルである可能性が高いです。
最初は歯の根の膿だけを取り出す根管治療で済むような状態でも、放置をし続けるとどんどん膿が入っている袋は大きくなり、治療の時に最悪抜歯になることもあります。
フィステルを見つけたら歯医者へ行き見てもらいましょう。

まとめ

子供の歯茎に白いニキビのようなものが現れたらすぐフィステルを疑いましょう。
また以前外傷や虫歯で神経を抜いた歯があるならば、その歯はとてももろいため大切に扱いましょう。
原因や治療法などが分かったならば放置せずに歯医者へ行きましょう。

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